プレイングの話15――あるとすれば、どこか


 久々にプレイング記事です。

 むしろプレイングを指南されそうなひどい失敗からはじまる動画がこちら。
 例によって視なくても全然OKです。





 -----



 すでに幾度と対戦しているプレイヤーと、お馴染みのデッキでぶつかる。
 水先特有の弱さでライフ2点ビハインド。
 たすけて世界樹、ライフを増やして!
 と、戦場に引っ張り出したはいいが、人魚メイジが怖くて、ガーディアンを使えない弱小プレイヤー、あらK……



e0295317_16134537.png



 確かにね、人魚メイジを積んでるデッキタイプですわ。
 てか実際積んでますわ。
 でもだからってね……
 カウンティングしたら正着は一目瞭然ですわな。
 人魚メイジは1~2枚。
 原住民は5枚。
 さあ、どっちが使われる?

 原住民読みガーディアンで勝利→原住民ケア狩人で引き分けor勝利→イソギンやマダム
 いい感じにつながっていきそう。

 こんな簡単な話なのに、それができない。
 日和見病である。
 レートロビーに出て行く前に、こういう局面になったらガーディアンを使うと、自分と約束しておかなかったばっかりに……気を抜いたらすぐこれだ。


 ライフ1-4で、待機所がしょっぱいどころじゃない、空っぽw
 ここから巻き返しなんてあるか?
 百回やったら百回負けそうな逆境シチュだ。
 即投了するプレイヤーもいる。
 でも投了するにしても次のドローぐらい見ろよ、と架空の投了プレイヤーを全力でディスっておこう。

 シーサーでも引いたら面白いが……
 と、引いてきたのはウミガメ。
 シーサーや首長よりシナジーが多い、唯一逆転に繋げられるクリーチャーだった。


e0295317_16144314.png
 ▲デッキに愛されてる。



 ここからはとんとん拍子。
 ウミガメで生きながらえ、
 ガーディアンで原住民を凌ぎ、
 天狗で勝利をもぎ取り、
 当然のステゴ読みイソギンでライフイーブンまで追いつく。怒濤の展開。



e0295317_16155357.png
e0295317_16161473.png



 しかし状況は最悪。
 二度目のオワタ感w



e0295317_16165416.png
 ▲さあ、どうするよ?



 こんなのはまあ、だいたい七割はクジラかサメか森神で終わるシーンだ。
 じゃあ、残り三割はなんなんだ?
 もし逆転があるとすれば、この三割の中にあるわけだが……

 そんなことを考えず即投了するプレイヤーもいる。
 時間の無駄?
 悪あがきはみっともない?
 でも今、大きなアドバンテージがひとつあるってことだけは知っていてほしい。
 それは魔力。
 12も残っている。
 手札が腐っていて魔力の使い道がない?
 そんなこと、相手には分からない。青緑が魔力を貯めている。これは脅威だ。ライフ3点連取されたプレッシャーもある。シーサーでの仕切り直しやアーチャーによる逆転、青龍でステゴをとられるぐらいは予想せずにいられない。

 焦り始めると、「意外と大丈夫」なんて鷹揚に構えていられなくなる。
 クジラを使ったらスルーされて状況が悪化するかも? と考えるとクジラは使いづらくなる。実際には強い一手なのに、まったく安全でないように錯覚する。
 サメを使ったら、シーサーでリセットされたあと、マダムで雑魚を引きずりだされるかも、とか考えてしまう。
 考えるうちに制限時間が少なくなっていく。
 幻想の安定手にとびつく。シーサーでリセットすればその1ターンだけは負けることはないはず、と。



 くどくど書いたけど、
 こういうときは相場がだいたい決まっている。
 悪あがきでリセット読み。
 シーサー読みイソギン、シーサー読みゴブパラ、リッチ読み妖精、ゴブ戦読みピクシー、だいたいそんな感じで悪あがきすれば、ひょっこり勝ちを拾えることがある。
 リセット読みでナーガを待機所に送り込んで、次のターンカニを使うとかもよくやる。



e0295317_16350673.png


 運良く、シーサー読みが決まって、本来なら三回ぐらい負けてそうなゲームを落とさずに済んだ。

 人魚かつ原住民かつ擬態の青緑の構築読みすると、
 サメ 0~2枚(最近は2枚積み見ないよね)
 クジラ 0~1枚(ぼくなら0枚で組む)
 シーサー 1~2枚(最近は1枚が主流)
 森神 1枚
 が一般的か。
 「森神を引いていない」かつ「シーサーを引いている」場合だけ見ても確率低そう。
 なんだかんだいって運がよかった。

 でも運がよかったといっても、
 試行しなければ0%だ。
 するのと しないのとでは天地の差。

 悪あがきそれ自体の成功率は低い。
 七割方はドラマも何もなくストレートに負ける。
 残り二割ぐらいは駄目押しでやっぱり負ける。
 成功するのは3~5%程度か。
 二十回に一回とか、三十回に一回とか。
 でも、それって多くね!? やってみる価値十分じゃね!?
 と、あらKは思うのであった。



 -----



 過去記事の「視界」と内容的には同じ。
 対戦相手にはこちらの手札が見えていないので、
 それをふまえた上で正着を考えてみることが大切だという話。

 ただ、今回はそれに加えてプレイヤーの心理まで考慮したほうがいいよと伝えたかった。
 というのも、見ての通りで、アドバンテージの話だけするなら完全に負けてるわけですよ。
 そこから巻き返すには人間心理を読む必要がある。
 運も必要だけど、運は技術じゃないから磨きようがない。
 磨けるところを磨くしかない。

・強い重圧下での印象の変化
 裏目を実際より大きく見積もってしまう心理がある。
 ぼくがガーディアンを使えなかったのも同じ心理orz

・犯しやすいミスの種類
 焦っているときミスを犯しやすくなるもの。
 でもミスを犯すことだけ分かっていても不十分。
 できればどういうミスを犯すかまで予想したい。
 リセットにすがりつきやすいとか、
 サメにすがりつきやすいとか(カオドラをくれてやれ)、
 過剰な駄目押しがありうるとか(死神を読んで遅延したら驚くほど有利になったり)。

 仙人マントでマントの効果が残っていることを忘れて使用効果を期待する間違いは結構ありがち。
 変異体で引き分けたとき、「してやられた」と負けたような気分になり、イニが動いたと錯覚し、イニ無しなのにイニ有りだと勘違いして戦場にのこのこ出て行ってしまって巨大化した変異体に殴り殺されるとか。



 手元の具体例をあさってみたけど、こんなのしか無かった。

 この動画は相手がカーコマ初級者であることを見切って、
 本来イニ有りまで我慢する手(エメドラ)をイニなしで使うという、
 「ミスをするタイミング」と「ミスのタイプ」まで一点読みして逆転する内容。



 このあたりも内容的にニアミスかな。

 一見すると負けが確定しているようで、
 実は逆転しやすいシチュなんだって内容。



 プレイヤーごとの弱さを突くこともあるので、人読みの要素も大きい。



 今回はこれぐらいにしておきます。
 また来週。





[PR]
by cardfan | 2017-05-14 17:21 | プレイング | Comments(0)


<< プレイングの話16――相手の強... こんなデッキは紙の束だ! >>