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熊猫(パンダ)デッキ





 今より二年前、A.W.さんが青のクマデッキと黒のクマデッキを使っていた。
 青クマを長期間使っていてR1780クラス。
 黒クマもR1750クラス。

 なんの許可も得ていませんが、過去のバージョンなのでレシピを独断で晒させてもらいます。


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(招き猫が強化を受ける前。Lv-1以下のカードをランダムで招く)

 クマデッキの難しさは、クマの中途半端(限定的と言い換えてもいい)な性能と、
 L3主体の難しさが掛け合わさったものとなっている。

 トラバサミや後続不在、魔力不足に陥りやすいといった構造欠陥を補うデッキ構築とプレイングが必要となる。
 クマデッキでは招き猫で後続不在問題が解消される。
 トラバサミ対策も、青ではイソギンチャクがある。
 黒ではコロポックル。キメラやデュラハンとの相性もよい。



 青クマと黒クマで成功を収めた氏は、クマデッキ最弱は赤緑であると断言した。
 あらKは赤クマを担当していたが、ついに結果を残せなかった。

 赤緑クマデッキとかマジ弱い。
 クソ弱い。
 腹が立つほど弱い。

 今回、改めて赤緑クマを考えてみようと、氏のデッキレシピを見直した次第である。
 レシピを見ていて分かるのは、
 メインアタッカーがL3の勝利・敗北効果持ちであり、招き猫で後続を確保する構造であること。

 青はクマの他にナーガ、グリフォン。これだけでは足りないのでL2だがステそこそこの女海賊も。
 黒はクマの他に吸血鬼がいるので頭数は十分。

 赤緑ではどうか?
 クマの他に勝利・敗北効果持ちは?
 まずグリフォン。
 こいつはいい。イニさえあればシーサーを無補助で倒せるサイズ。ウィザードをクマと共有できるところもいい。ただ、扱いづらさゆえ、複数枚の投入は躊躇われる。(というか複数枚積んで失敗した)
 次にヒノトリ。初手とするには不満があるが、クマの補助に使えるので否定する道理はない。
 他には?
 いない。
 これが赤緑クマを組む上で最大の課題となる。
 招き猫を共有しやすいL3アタッカーがいないのである。
 こうなると招き猫は手札で腐るだけのカードだ。山札から引けども引けども有効な手が引けずに惨敗を喫する最弱の赤緑デッキの完成である。

 赤緑では勝利・敗北効果持ちはL1に多い。
 見習い魔女、飛び火、ヤドクガエル、ハエトリグサ、精霊。
 しかしL1を初手とするならクマは不要となる。
 L1スタートとL3スタートの併用は構築バランスが悪い。どちらかを主体として、もう片方は事故の際に別ルートもあるといった程度のとらえ方になる。
 L1に招き猫を使うのは非効率的という問題もある。

 以前はこの問題点に気づけないまま失敗を重ねてきた。
 ところが最近、炎馬や火竜に招き猫を使うのはどうかといった話がでてきた。
 彼らは立派な勝利・敗北効果持ちである。
 クマデッキに複数枚積み込めるカードではないが、グリフォンと同じようにピン差しでよい働きをしてくれそうではないか?
 クマ(3)-グリフォン(1)-ヒノトリ(1)-炎馬(1)-火竜(1)の布陣だ。

 ただ、結局のところ初手となる勝利・敗北効果はクマ、グリフォンだけだ。(やはりヒノトリを初手と捉えるのは危険)
 初手候補としてゴブパラやヌーといった癖の少ないカードを採用する必要がある。



 こんな感じか。


熊猫(パンダ)デッキ_e0295317_08124146.png



 CPU戦ではストレスフリーで遊べた。
 それでも圧倒的に事故初手スタートが多い。
 初手招き猫で、狩人のフォロー込みで序盤を探る展開だ。
 もはや何デッキか分かりゃしない。
 対人戦でレートを削り合えるレベルではない。



 ああ、赤か緑のL2に勝利・敗北効果持ちがいてくれたら、全然違ってくるのに……!
 それなら安い補助であるニワトリの有用性も変わってくるし、
 L2スタートで補助に狩人の選択肢が出てくると動きやすい。
 ゴブリン戦車が安いリセットとして活躍できるし、炎馬にも繋げやすくなる。
 BBSで勝利効果によってLvがあがっていくカード案があったはずだが、そういうのもいいな!

 と、新カードに期待するしかないというのが、赤緑クマデッキの結論である。





 なお。
 L1を起用するとクマは抜けて行き、別デッキに変貌する。
 招き猫が初登場した頃に組んだデッキと大差なくなる。


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 初手枚数の確認はデッキ構築の基本。
 ちゃんと回らないと苦痛でしかない。
 そうかといって、招き猫のない赤緑クマなら組めるのかといえば、
 後続不在問題を解消できないので、
 クマに拘る価値がない。
 赤鬼でいいよとなる。

 クマデッキ。
 それは赤緑の鬼門。
 




by cardfan | 2016-08-19 08:19 | 構築


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