Q どのカードを使用するべきか? 青緑は柔軟に戦えて楽しいですよね。 その器用さゆえに青にアレルギーを引き起こすプレイヤーもいるようですが。 分かる。赤緑使ってると発狂しそうになる。 しかし青緑こそカーコマの王道。 カードゲームをしている実感を与えてくれる。 初心者のプレイングを鍛えるのにも最適です。 プレイングなんてのは強い青緑を回していたら勝手に上達するものですよ。 今回はそんな青緑の柔軟性を活かした一例です。 といっても、青緑に限ったスキルではありません。 動画を視るのが面倒くさい方はとばしてください。 本題は下にまとめています。 動画を視る方はライフ1-1になってから一時停止して、どのカードを選択するか考えてみてください。 ----- こちらのデッキは前回紹介したエルフ青緑です。 相手は赤青。 水先案内人を軸に赤マントとヒトデ、おそらくアイスドラゴンを搭載したデッキ。 見えたカードはタコ、ゴブパラ、サンタ、赤マント、ヒトデ、水先案内人、カニ、ナーガ。 朱雀、イフリートも入っていてよさそう。カウンゴはスペース的になさそう。 青い汎用補助やマジシャン、翼竜の匙加減は不明。 序盤・中盤はいろいろありました。 アンコウ拒否から魔力の残し方まで アイスドラゴンが出てきて詰むフラグかとひやひやした。 幸いにして相手はアイスドラゴンを引けなかったようです。 しかし厳しい展開。 相手にイニが移ってのライフ1-1、最終局面です。 冒頭の画像、再び。 さあ、どう動くべきでしょうか。 相手の手は? ・クジラを読む ・カニを読む ・サメを読む ・マジシャンを読む ・まさかの騎兵? ・まさかの炎使い? ・まさかの雪女? ・特に手がなく翼竜? こちらの手は? ・アーチャー? ・シーサーペント? ・狩人? ・サイクロプス? ・イソギンチャク? ・スルー? まずクジラ読みをするか。 赤青の水先案内人。 まともな構築ならクジラは入っていて一枚。 ヒトデマントやアイスドラゴンにまで手を伸ばしているところをみると、クジラはなく、サメ1枚だけという見方もできる。 そんな可能性の薄いカードを過剰に心配するのはNGなので、クジラだけはこないでとお祈りしましょう。 クジラには目を瞑るとしても、サメはどうか。 こちらは十分ありうる。 相手にしてみれば青緑が魔力をためているのだからシーサーかアーチャーがまず怖いはずで、サメがあるならそれを使いたい。 「イソギンやマダムをサメで喰い取ると悲惨だが、このナーガを見てカニを警戒しないプレイヤーはいないといっていいほどなので、カニに対応できないイソギンは、シーサーもアーチャーもない場合にしかプレイされないはず、それならサメを使えば負けはない」と考えてくれたなら、サメがあればイソギン・マダムの可能性に目を瞑ってサメを打つことは十分あり得るでしょう。 サメの他には? やはりカニ。すでに一枚使われたとはいえ、複数枚積んでいるのは確実。 というわけで、こちらとしてはサメにもカニにも対応できて裏目のない選択肢があれば、それを選びたい。 アーチャーや狩人のような弱体化させる手段あるいはサイクロプスのような強化させる手段はサメがあるのでNG。 イソギンはカニナーガに対応できないのでNG。 シーサーはサメで取られてもバウンスのリセットは機能するし、次のターンにアーチャーで勝てる。 以上の考え方でシーサーペントを選択しました。 相手の選択はナーガを無補助で戦場に送り出し、ナーガを待機所に送り込む一手。 これにより、サメが手札になさそうであることがうかがえます。(あるいはサメが有効ではないと判断したと考えられる) また、ナーガ素出しでナーガプレイの流れから、手札にカニはあるがシーサーを読んでカニを温存したケースが考えられます。(ソーサラーがあるならシーサーの心配をせずカニナーガに走ってそうなのでソーサラーもなさそう) こうなると相手の次の一手はカニが濃厚。 相手が今引きでサメを引いたとしても(あるいは前ターンにマダムが怖くてサメを打てなかったのだとしても)、ナーガがシーサーにサイズで劣る以上、このターンはアーチャー一点読みでしかサメを使えません。 複数回対戦してこちらのデッキ構築を読まれているならまだしも、こちらのデッキとあちらのデッキは初対面。これでアーチャー一点読みするよりは目に見えている確かな情報(手札のカニ)に頼るのが道理です。 サメでは先ほどのターンと同じでイソギンとマダムに対応できませんし、イニ有りソーサラーもイソギンに対応できません。 以上から、こちらはカニを想定してアーチャーでフィニッシュ。 一応、ソーサラーを警戒してシーサーではなくアンコウです。 ----- 相手が何を考えているかわからない。 そんなときは相手に聞いてみればいい。 チャットで話しかけても教えてくれるわけがないw が、 裏目の少ないリセット手・遅延策によって相手の計画や手の内を打診する方法がある。 今回いいたかったのは、そういうことです。 もちろん、リセットにも、少ないとはいえ裏目が存在するのは承知の上です。 今回のケースだと相手が最後にナーガを出すのではなく赤マントを出していたり、 案内人を出してカニで二枚目の赤マントを引っ張り出してくるケースがあります。 でもそんなレアケースより堅実な攻防を考えましょう。 何? 対戦相手はイソギン、マダムが怖かったはずだしシーサーを最大限に警戒していたから、 それを読み切ってシーサーではなくアーチャーを打つ方が正着だと? スロットをめいっぱい使っていて有効な補助が少ないから悪戯に遅延させてドローの機会を増やさない方がいいだと? ぼくはそこまで自信を持って読めません。(読めないからシーサーで聞いてみたわけでして) あそこでは1ターン待たずに即アーチャー以外あり得ないという方のご意見をお待ちしております。
by cardfan
| 2016-07-20 09:11
| プレイング
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