プレイングの話13――クジラ読み



 このリプレイ、投稿前はgood8 bad7 ぐらいになるかなと思っていた。

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 蓋を開けてみれば高評価。
 投稿してよかった。

 今回はこれの解説をしようと思う。
 クジラ読みはおまけ。

 こちらのデッキレシピはこちら。
 この一戦でしか使ったことがないレシピです。
 レートロビーに入ってから気に入らないところがあったことに気づいた。


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 海賊の話はまたいずれ。



 ----- クジラ読みについて -----

 はじめに結論を書いておくと、
 クジラ読みは無理にする必要はない。

 たとえば青緑を相手にするときはクジラを読まない方がいい。
 クジラ、サメ、森神と似た働きのカードをピン差ししている場合がほとんどだから。
 クジラ以外で〆られるパターンの方が多い。

 手詰まりの時にクジラスルーで1ターン延命を期待するとか、
 事前にクジラを使いそうな動きがあったときに、
 クジラ読みをする価値がでてくる。

 ただし、遅延デッキや探検家バクテリアの準青単、ウィッチクジラなど、
 クジラが二枚以上積まれているデッキを相手にする場合は、
 積極的に読んでいきたいところ。




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 リプレイは消すかもしれないのでyoutubeにもあげておく。





●1ターン目


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 開幕早々、探検家で墓地が肥えた。
 墓地を覗いてみると、明らかにバクテリアで魔力を稼ぐラインナップ。

 こちらはと言えば、パッとしない手札。
 事故初手に船長を繰り出して、その後はサラマンの補助で乗り切るのが一応のセオリーとなる。

 が、このままでは敗色濃厚なので別路線を執りたいのが本音。
 次のターンバクテリアが使われるところまで確定しているので、ここはサラマンから入ってとりあえずライフ維持を図る。



●2ターン目

 相手はバクテリアで魔力がどーん。
 もう芸術点80点ぐらい加算されてる。

 こちらはサラマンで探検家をとめる。
 芸術点30点ぐらい減点されてる。



●3ターン目

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 ここも悩みどころ。
 サラマンを戦場に出していってもいいといえばいい。
 河童やシーサーを使われる場面でもない。

 が、ないとはいいきれない。
 その場合、すべて後手に回ることになる。
 主導権は相手が握ることとなり、常にクジラに怯え、空回りや深読みを連発し、惨めに負けるだろう。

 しかも一度ライフを奪ってしまえば、もうダメージレースが始まってしまい、とまることはないだろう。
 相手はほとんど青単のようなもの。
 青は搦め手が得意で、対応する力はあるが先制する力は低い。
 (だからこそ探検家の1点をとめた影響はでかい)
 クジラスルーを決めたりシーサーを使わせられれば、そのターンは勝負がつくことはないのだから時間を稼ぐチャンスはある。

 こちらの体勢が整うまで時間が稼げるならそれに越したことはないので、こちらから藪をつつく必要はないと考え、長考の末に戦場スルーとした。

 ↓

 青鬼がでてきた。
 しんどい。(泣)
 アンコウよりマシだったと思うことにしよう。



●4ターン目

 青鬼をどうにかしなくてはいけなくなったので、
 必ず勝てる炎馬&船長のコンボに頼って炎馬をプレイ。

 相手は漁師でカードアドバンテージを稼ぐ。



●5ターン目

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 相手は蒐集王。
 こんなん読めない。
 船を見越してソーサラーか、青龍をストックしておくのかなと、浅い予想だけしておいた。

 戦場ではコンボが決まって無事に青鬼を除去。
 炎馬がこのターンだけで二回勝利効果を発動するので船と入れ替わり、ターンエンド。



●6ターン目

 蒐集王で引っ張ってきたのはケルベロスだった。
 なるほどーと感心しつつも、答えがすぐ提示されたのはありがたい。

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 こちらはシーサーを使えるようにしておきたいのでスルーして魔力をためる。



●7ターン目

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 ケルベロスを除去しないといけないのでサラマン打つしかない。

 相手はまた漁師でアドバンテージ確保。



●8ターン目

 ここ。
 このターンですな。

 ライフ2-2で相手にイニがあり、お互い手札は温存気味で、ボードアドバンテージもお互い貧弱という状況。
 もうすべてがクジラを読めといっている。

 100%クジラです。

 100回中100回クジラを打ってくるという意味ではなく、
 こちらが100回中100回クジラ読みスルーを選択するという意味で。

 ↓

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 読みが的中し、芸術点+30てなところか。



●9ターン目

 再びクジラ読み。

 これは50%クジラ。

 100回中50回クジラを打たれるという意味ではなく、
 どっちみちじたばたしても状況がよくならないのでクジラにすがりたいというお祈りの部類。

 後々騎兵を引いたときのために何かしらプレイして数を揃えて置いたほうがいいとも考えたが、それすら「イニ無しで有効な手がありません」と晒すようなものなので、相手にプレッシャーを与えるブラフ的な意味合いでポーカーフェイスのスルーが有効かなと。

 ↓

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 サメがとんできた。
 サメがあったらサメがいいよなー、と思いながら、ちょっと大きめのクリーチャーをプレゼントしてもらったことは素直に嬉しい。



●10ターン目


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 ここはイソギンを読む場面。
 河童とシーサー、両方が手にあるならシーサーを使うのでサメは通る。
 (蒐集王回収→森神を用意の詰みコースがあるから)

 イソギンでアタッカーが入れ替わるならサメ残しサラマン出し。
 シーサーで戻ってきて欲しいのもサラマンなので、やっぱりサラマン出し。

 ↓

 結果はシーサー。
 かなりアドバンテージを稼げた。

 ちなみにご覧の通りでシーサーは待機所に下りられない。
 それでもシーサー打ってきたのだから、手札に二枚目がありそうだな、ぐらいの感覚は持っておきたい。



●11ターン目


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 どのクリーチャーをアタッカーとして送り出すかという「送り出し問題」もいずれ記事で扱おうと思っていた。
 これも割りと基本問題。
 強いのはシーサーだから、相手はシーサーを想定して行動する。
 つまり大本命はソーサラー。
 裏目を引いたときに戦力を残しておきたいのでクジラは温存されがち。

 細かいことをいいはじめるといろんな可能性が出てくるが、
 こちらがこれまで手の内を温存し続けたことや、サメでシーサーを奪ったことや、サラマンを回収できたことなどが重なって、相手の読みにかなり負担がかかっている。
 よって、もっとも素直で信頼できる手が使われる。
 大本命ソーサラーを信じて、こちらはアタッカーにサメをセレクト。マダムにも対応できるのが心強い。

 ↓

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 ドンピシャ。
 芸術点で並んだといえよう。

 なお、翼竜を使う意味は主に2つ。
・騎兵のエサ(騎兵を読ませる意味合いが強い)
・人魚メイジ(読まずにいられまいッ!)
 読みに負荷をかけて鉄板へ走らせる思考誘導の一種。

 鉄板とは?
 もちろんクジラ!



●12ターン目

 これだけ下準備したのだから、大本命のクジラにすがらざるをえまい。
 使用した漁師の数とデッキの残り枚数からクジラを引いていない確率の方が低い。

 そもそも開幕に探検家バクテリアを決められた時点でほとんど負けていたのだから、
 命など惜しくはない。
 アスファルトの上に全裸で大の字に伏し、殺せるものならやってみろと叫ぶ。(ただの変質者やん)

 100%のクジラ。

 ↓

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 ドンピシャ。
 芸術点でいっきに突き放した。



●13ターン目

 相手からして素直に怖いのはサラマンと騎兵。
 ↓
 河童とマダムは使いにくい。

 人魚メイジもありそうだがメイジ一点読みは怖すぎてできない。
 ↓
 必ず何かをプレイする。

 サラマンと騎兵、どちらに対してもシーサーが有効。
 クジラを回収して仕切り直したくもあるはず。
 
 というわけでこちらはシーサー読みイソギン。



 実際に戦っているときはまた別の理路でイソギンを選んだ。
「こっちが心理的に優位になっている。
 心理的に押されている側はマダムを使いにくいもの。
 イニ有りマダムはなおさら怖いと感じるハズ。
 マダムはない。(←赤緑使い特有のマダム恐怖症)
 となるとだいたいイソギン打っておけばいい流れ。
 なんか紛れあるかな?
 いやもう知らん疲れた、イソギンが駄目なら他の手もだいたい駄目だろ」
 こんな感じだった。


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 勝利。




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 クジラが使われるタイミングは12ターン目のように、最後の最後がよくある。
 森神もこのタイミングで使われる。
 が、森神の無効はその後のターンも続くのに対し、クジラはスルーされると痛い。

 そこで、最後の最後ではなく、その一歩手前のターンで使われることもある。
 8ターン目のがそれ。
 クジラで拒絶されたカードは待機所に下りてこないため、大きなクリーチャーはクジラだけとなり、
 あとは青お得意のイソギンで安定して勝てる展開となりやすい。

 8ターン目の解説で100%クジラを読むと書いたが、
 これが赤緑だとなかなかスルーできない。
 なんだかんだいって、今回は手札にシーサーとサラマンがあるから、
 最悪まだどうにかできるからこそクジラスルーにかけられたのかもしれない。

 また、記事を書いていて気づいたことだが、
 自分では読んでいるつもりでいたが、実際には大いに思考誘導していたフシがある。
 青いデッキを使っているときの方が読みが鋭くなることについてはこれまでもちょろちょろと呟いてきたが、
 どうやら読んでいるのではなく誘っているらしい。
 そりゃ的中しやすいわなー。



 謎が一つ解けて満足できた。

 それではみなさま、ごきげんよう。





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by cardfan | 2017-02-24 21:21 | プレイング | Comments(0)


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