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【L3主体の】勝てる無効朱雀を目指して【赤緑】


 先月末、多色デッキを組んでいるときに、こういうのをつくってみた。


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 多色は初手が少ないからドロー必須になると書いたが、
 L3なら出せるようになるのは2ターン目以降だからそれまでに引けばいいじゃないか、
 という雑な理屈が思い浮んだ。

 そうでなくてもL3メインをやってみたかった。

 初手L3の難しさは魔力面の弱さにある。
 L3から出すと補助の魔力が足りない。
 補助を使うと後続を出す魔力とタイミングが合わない。
 結果的に「強い後続の不在」&「強い補助を打つ魔力の不足」という欠陥構造を慢性的に伴う。

 補助の単調さも構造欠陥に関わっている。
 安くて効果的な補助といえば翼竜やツタといった速度操作系。
 しかしもっとも警戒されているだけに、もっとも読まれやすい。
 補助を使えば魔力が消えて隙だらけに。
 そもそもL3が戦場に出るそのターンは魔力が2しかないため、翼竜・ツタを打てない。

 どうするか。

 初手L3がきつい? → 初手煙にしたら?
 魔力2でも速度を変えたい → 火柱で攻撃力もup
 補助を使っても魔力が減らなければいいのに → 妖精があるじゃん

 強いバニラである赤鬼・青鬼をメインに煙で魔力もブーストして青の汎用補助も軒並み搭載できて、なおかつ緑のカードにも手を出す。
 ヤタガラスがあればこれができる。

 という感じでした。
 回し始めた初日は強かった。

 想定通り、妖精が便利だった。
【L3主体の】勝てる無効朱雀を目指して【赤緑】_e0295317_12521677.png
 水先案内人の敗北効果やオウムガイの勝利効果は「破壊されること」も条件のうちなので、
 頑丈で破壊を阻止すれば効果は誘発されない。



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 基本スペックが自慢のバニラはHPが1増えるだけで勝てる相手がぐんと増える。
 小さな補助が大きなアドバンテージにつながる。



 しかし翌日から風向きが変わった。

 ハンデスにあった。
 ヤタガラスで減っている手札枚数が更に痩せ細る。
 そしてハンデスは黒の特権。そう、トラバサミも積んでいる。
 どういうわけかトラバサミが流行っていた。

 翌々日。
 今度はなぜか人面樹が流行っていた。
 人面樹使いが3人はいた。
 こちらの主力は待機所におけず、老婆が人面樹の待機ロックを成就させる。
 緑ということは緑ドラゴンがお守りに入っていて先攻持ちをサクッとカモっていく。
 サンタとビホルダーによる待機所ロック命といったデッキにも苦しめられた。

 心が折れた。



 L3主体の何がつらいって、弱点豊富なところだけじゃない。
 本当にL3以外何もないところがつらい。
 目先の1点をとるか? 後続の確保を優先するか?
 この二択を迫られたとき、もう積んでる。

 目先の一点をとった!(ライフ3-1に!)
 ↓
 待機所に雑魚しかいない(ライフ2-1に)
 ↓
 待機所にL3を送り込め!(ライフ1-1に)
 ↓
 L3に補助を打つ!
 通れば勝てるが、読まれてるのでほぼ通らない。相手にしてみればマダムでも死神でもリセットでも勝ち確に等しい。

 後続を優先した!
 ↓
 その後続が倒されたら敗北確定したも同然
 なにこの最速の死亡フラグ……



 はまれば強いのがL3である。
 だったら、はじめからハメていく系のL3を用意したい。
 オウムガイとか。
 クマや吸血鬼はHP自動回復機能がついているところに信頼性がある。
 ただちょっとデカイだけでは、L3メインのデメリットは跳ね返せない。



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 心が折れたんで、今月はカーコマほとんどしてなかった。
 ときどき輸送兵赤緑を回して遊んでた。

 上の内容でもブログ更新しといた方がいいかな、と考えて見直したところ、
 これで頑丈朱雀の路線が通りやすければ全然違うかもしれないと思った。
 その場合、多色にするより赤緑の方が安定するだろう。

 うん? 赤緑でまともなの組めるの? 本当に?

 というわけで、とびついた。

 組んだ。
 まさに赤緑の王道を征くレシピになった。


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 初手候補のL3として赤鬼とマグマ男が本命。
 次点でL1を止められるソーサレスと炎の魔女。狩人から入るのもあり。
 といいつつ、ゴブパラがあれば、そちらを優先。

 これなら初手事故の心配はいらなさそう。

 トラバサミ対策はコロポで。
 魔力もコロポで。

 強い動きとして、L3→コロポ→ワームがある。
 翼竜、妖精、魔女、ウィザード、ソーサレスと攻撃力・HPを微調整できるカードが多いのでワームの勝利効果を誘発させやすい。
 赤鬼とマグマ男が信頼できるのでワームを複数積むのはやりすぎ。

 サイクロを積めれば、
 マグマ男→妖精→サイクロという動きも魅力的。
 しかし積めていない。
 植物使いの方が幅広く対応できそうなのでそっち優先(HP低いやつ多いから)。
 できればサイクロよりアーチャーいれたいし。

 コロポを使うタイミングがあまりない。魔力はやっぱりドルイドが頼りになる。


 運が良かっただけなのか、R1700にタッチ。
 L3で序盤を制して相手を常に受けに回らせる感覚が楽しい。
 こっちが受けに回ると負ける。リッチやデュラハンはしっかり読み切りたい。



 久々に骨太の赤緑を回せて満足です。
 いつも輸送兵を使った針金みたいなクリーチャーばかりだったので……


 ----- 追記 -----

 思えば、赤が豊富な赤緑でそこそこ回るやつを
 王道的な構成としてははじめて組んだ気がする。
 いつも緑豊富+赤が補助的に入る構成だった。

 というか、L3主体だろうと赤緑だろうとなんだろうと、ちゃんと回るかどうかは
 初手をきちんと計算できているかどうかって話なだけだった。

 L3主体は相手に余裕を与えすぎて、いい勝負をしすぎる。
 アイスドラゴンの条件を満たしやすいという弱点が強烈。

 そして頑丈朱雀コンボは発生頻度低すぎ。




by cardfan | 2016-06-26 12:59 | 構築


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